日展

 昨夜、喫茶店で友人としゃべってるときに、おっかさんから電話で「おとっつぁんが日展入選したよ」と言う。


 3年ぶりだ・・・。


 それはめでたい・・と心から思う。


 おとっつぁんは大正13年生まれだ・・・。

 風の噂によると(あくまで噂だよ)、「若い人に門戸を開く・・・ということで、80才を過ぎると入選せんらしいよ」という。

 で、「もう、出すのやめたら?」という周りからのアドバイスがあったりしたのだが、おとっつぁんはコツコツ描き続けていたのだった・・・。


 元気なジィジではあるんだけど・・・。


 光風会の会員なんで、光風会の場合は無審査なんだけど、日展は会友というヤツで、有審査・・・。

 日展がどんくらいスゴイもんかは、絵描いとらん私にはわからんけど、ま、ひとつの目安にはちがいない。


 三天翔のCDのジャケットは、森脇正人さん。日本画日展の会員さんだ。

 あのジャケットは「悠久」というタイトルで、少数民族の少女が描かれている。

 独特の世界で、けっこう尊敬しているんだ・・・、私・・・。


 裏ジャケは、おとっつぁんの絵・・・。




 また、葛城さんの「生命のバトン」のジャケットは絵本作家さんでもある「藤井フランソワ」さんの「絵(鉛筆が使われてたりする)」で、盤面の水芭蕉は、おとっつぁんのだ・・・。


 CDを楽しむと同時に、このごろはMP3でネットからダウンロードという形式が多い中、ダウンロードより割高な本体を買っていただくんだから、何かしら楽しんでもらえるものがないとね・・・。


 そういうわけで、まだ、うちのレーベルはたくさん作ってないからいかんのだけど、コンセプトの一つは、絵と音楽って似てるんだよね・・・

 それで、触れてもらいたいな・・と、・・・・そういう思いでそうなっている。




 80ナンボのジイジが頑張っている・・。




 私ら、まんだまんだだわね・・・(汗)