えらく久し振りの一人ライブだった・・。

 やっぱ、重くても、機材はちゃんとしといたほうが、本番が楽だと痛感。

 とても、好意的なお客さんだったし、ひょっとしたら私も、2時間くらい多少工夫がいるだろうけど、やってしまえるかもね。

 途中で休憩が入るよりかは、やりやすい。もし、バックがいて歌に集中できるなら、それは全く歌も変るだろうと思う。

 
 昔、上田梨詠になりたての頃、id:vocalさんのよく行かれる花街で、最高3軒掛け持ちの飲み屋の歌手をしていたことがある。

 某クラブのバンドで、1ステこなして、通りを東へ3本ばかり走って、某レストランで弾き語りをして、またクラブで2ステ目をこなし、クラブと同系のバーで弾き語り・・・みたいな。


 慣れるまでは、よく、風呂でおぼれかけた。

 当然その頃は痩せておりましたけど・・・。

 経費を考えると、毎日していたわけじゃないんで、出て行った時にちゃんと稼げば採算がとれるけど、当時は車に乗ってなかったし、タクシーで帰らざるをえない。

 家が遠いから、不経済だったんだ。


 ほどなく、こういうのじゃなく、昼の仕事にしたくて、まず、宅建を取った。


 私は、外国語学部で、法律とかやったわけじゃないんで、全12回の講座を受けに行った。


 毎週土曜に、朝10時から午後4時まで。

 民法の時間になったら、講師が高校の同級生の弁護士になった。お互いびっくりで、ランチをご馳走になったりもしたっけ。


 試験はめっちゃ難しくて、7割が合格点。。。と言われていたんだけど、どう考えても6割しかなくて、もう、すっかりあきらめていた。


 しかし、この試験のために溜めてしまったストレスは物凄くて、これを取り去るのに一ヶ月ではすまなかった。

 それくらい、合格したかったんだと思う。


 クラブのお客さんで、大きな不動産会社の社長がいて、「受かったら5万やるぞ!」なぁんて、言われてもいた。・・・・つまり、そんな簡単に受かるはずがない・・ってことだ。



 忘れた頃に合格通知が来てびっくり。でも、6割りしか出来なかったんだから、私は講座を主宰していた会社に電話をした。

 「あとで、間違いでした・・・ってことはないですよね?」「何点くらい取れました?」「多分、50問中、30問くらい・・」「なら、間違いなく合格ですよ。アシキリは26問でしたから・・」という返事。


 それから、通信教育が何ヶ月かあって、3日間、スクーリング・・というのが港区の港湾会館・・・と、いうトコロであって、やっと資格がもらえる。

 そのスクーリングの時、映像で仕事をやっと理解した。遅いっつ〜の。

 車に乗れんと無理!


 で、免許を取った。

 ず〜〜っと550ccの軽トラに乗っていた。

 きれいなドレスで歌っていても、帰りは軽トラで帰る。しかも若葉マーク付き。

 よく意地悪された。ダンプに追っかけられて脱輪したり、外車に乗ったアベックに車線変更を妨害されたり・・・。



 坂道から、ギアチェンジがうまくいかず、車ごと転げ落ちたり・・・。これは運良く、ガードレールで止まった。

 中央分離帯にもぶつかったな・・。

 坂道で、車輪が砂をかんで、ブレーキが効かず、ズリズリ斜めに滑って、またガードレールでひっかかったこともあった。



     よくぞ、無事で・・・。







   四人の方がCD買ってくださいました・・・。ありがとうございました・・・ペコ!