ピアニスト

 「タリナ」に、何時ころだったか・・・、先輩(軽音楽部の「シャンソン」のバンドのギタリストだった)のYさん・・と、ジャズのピアニストの水谷善郎(この字だと思った)が、気づくとカウンターに座っていた。


 あ〜〜らら・・・。


 私以外に、「昭和のJポップ」をやるバンドがいて、なかなか良い人たちだった・・・、その演奏の最中に気づく。


 バンド演奏が終わると、水谷さんは、早速、ピアノを弾き始めた・・。


 水谷さんとのつきあいは長い・・。


 ボトムラインが出来たばっかの頃、「レイト・ショー」っていうのをやっていて、水谷さんメインのバンドと(水曜日だったのは記憶してるけど)月に2回くらい担当していた。

 もち、そのず〜〜っと前から、ポコッ・・・ポコっ・・と妙なところで行きあっていたしね・・・。


 彼の父上は、私の高校の生物の先生だった・・。


 飄々とした先生だったんだけど、これが、バレーの審判の国際免許?みたいなのを持っておられて、「3月3日の悲しみ」で死んでしまった高校の同級生は、2人ともバレー部で、水谷さんの父上の門下生みたいなものだったんだ・・。


 不思議なご縁・・・なのかなぁ・・。



 歌手と同じく、ピアニストだって癖はあるし、得手不得手もある。

 水谷さんは、優しい人だから、ピアノもそんな感じ・・・。


 私は、フワフワ・・・適当・・・っていう歌手なんで、水谷さんとやってるときは、意思を強く打ち出す感じがたぶんいいんだろうと思う・・・。


 といっても、押したり引いたりは、お互い無意識にやるんで、そんなこと考えていられないんだけど・・。



 意思を強く、打ち出さないと「ごっつんこ」しちゃう。


 たとえば・・・「水谷さんが入ってから・・」って思ってると、」あっちは「シバヨーが入ったら・・」みたいに思ってて、突然、空白が出来ちゃう・・・みたいな。


 これが「尚ちゃん」だと、ピアノで仕切る。


 「おっと、そう来るんだったら、こう行かんと・・」みたいな感じで、コードやフレーズで「指示」が(汗)・・・。


 本人は、そんな気ないかもしれんけどね・・。


 それで、キャッチボールが出来るんだろうな・・・。



 いろいろなピアニストがいるのよ・・・(当然)


 よって、同じ曲でも、当然ちがうし、ピアノとのコミュニケーションを図りながら、歌手は自分探しの旅に出るんで、半端に終わると、頭が冴えて眠れなくなる・・。


 水谷さんと何曲か合わせてもらう。


 自分の下手ッピ〜なピアノでは、出来ん曲とか・・・。






 で、念のため、帰宅途中でDVDを借りた・・。「最遊記」。


 途中、何枚か抜けてたし・・・。



 見てるうちに・・・・眠ったみたいだ・・・。



 ホッ・・・・・


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