いやあ、ニッポン放送がクローズアップされてるね。ヤマハがらみでは、「コッキー・ポップ」ってあったから、記憶に馴染みのあるとこではある。
 しかし、こう言っちゃなんだけど、ああいうマスコミって、本人は自覚してないだろうけど、横柄だよね。昔はレコード会社のプロモーターっていっぱいいて、放送局に出入りしてたんだけど、どう見ても年上のプロモーターが20代の、ピヨピヨ・ディレクターに持ってきたシングルレコードを目の前で、ゴミ箱にポイされたりしてたし、私が上田梨詠という名前で歌ってたとき「モンデュー」という店だったけど、酔ってライブの邪魔をするのがいてさ、店のスタッフが注意すると、「俺は○○○だ!」と某放送局の名前を叫ぶ・・・。まぁ、いいけどぉ。酒売ってる訳だから。
 でも、他に冷静な客もいるんだ。そんときの店のママが矢野尚子ちゃん。当時は「愛知かなえ」という名前だった。

 そうそう、そこの店では、愛知さんの前のママだった頃、まだピアニストだったケイコ・リークラビノーバを弾いてて、シャンソンが中心の店だったから客筋が上品だった。
 で、客の上品な奥様が、「ケイコさんは、どこの学校ご出身?」って彼女に聞いた。当然、客は武蔵野・・とか、下世話なとこで名音とかを想定してたと思うけど、「高卒で〜〜す」って言った。ケイコちゃんを知ってる人は、思い当たって笑いころげるだろうけど、スタッフは笑うに笑えない。

 コッキー・ポップはテレビになって、一回出させてもらった。生田スタジオだったと思う。私は今、とても「もの覚え」が悪いんだけど、その当時から悪かったんだ。それに、ヤマハの人がマネージャーみたいについて行ってくれてる訳で、当然、放送局の人と名刺交換なんてしてません。それにたった一回だよ。
 その後、「つま恋本選会」の時は施設の中にある「酒ありラウンジ」で歌う機会がふえた。つまり、ヤマハの施設の中で特にそういったでっかいイベントの時、ヤマハ関連じゃない歌が歌われているのはマズイという判断だったんだろね。私がオリジナルを歌っている限り、それは、ヤマハ関連の楽曲ではあったからね・・・。
 そん時、財団の本部の人から、そのラウンジでコッキー・ポップのプロデューサーか、なんか、エライ人だったんだと思うけど、紹介された。「はじめまして・・」って言ったら怒った。
  「出してあげたのに・・」とも言ってたな。地方にいて、一回しか出てないんだし、知らないって。それに興味ないっていったら語弊があるけど、そういう業界的損得感覚は、私には・・ナイ!!ナイ!!プライドが高い・・という人もいるけど、そうじゃなくて、大切ではあると思ってるけど、一番大切じゃないってことだな・・・。

  昨日、2/27のボトムラインでのライブの録音を焼いて、龍ちゃんとこのポストに届けた・・。それからベースアイランドに「〜アジア」の韓国語版のカラオケ作りにいった。
  そうこうしてるいち、龍ちゃんから、弱気なメールが来た。彼はライブの録音を聞くことに慣れてないんだろうな。天才!と言われている、あの龍ちゃんがメゲる。そんだけ、志が高いとも言えるけどさ。でも、そうやって、経験を増やしてうまくなって行く。
 今もメチャ上手いけど(漫喫の有線で聞いてる中には、よくも恥ずかしげもなく歌ってるねってのもある・・もち、概要を聞くまで、日本じゃないみたいな洋楽っぽくて洋楽的に上手いのもある。売れりゃぁいいって?!そうかもしれんけど、己を知れっての!音程がよければいい訳でもない。差別かもしれんが、みんな媚び過ぎじゃない?そんな歌い方してると思うよ。まぁ、売れてない私がブツクサ言ってもアホって言われるだけだわね)、そこが天井ってわけじゃないってことだね。
 演出家が、しゃべりから何から全部、指示してくれて、何日も練習してって訳じゃないし、しかたないんだ。
  龍ちゃんは、本当に何が出てくるかわからない天才肌なんで、野放しにしてある。この加減は確かに難しいけど、しかし、男で今の日本には星の数ほど歌手はいると思うけど、彼みたいなのは、そうおらんハズ。
 私は「下手!下手!・・・」と言われて若い頃を過ごしたんで、けっこうへこたれないけど、龍ちゃんはみんなから「上手い!上手い!・・」と言われて来たにちがいない。
 だって、若い頃はもっと声が出てたらしいしね。私の5倍は音程がいい。「シャバダバ」やると、それがわかる。あの録音は、もっと楽しめる音楽をするためのいわば一里塚みたいなもんだよ。
 4/17は、私も演出的なことは、考えるし、もう少しステージはゆったりできると思う。単なるコピーより、何をやったらいいか指針のないオリジナルは難しい部分もあるよ。
  音楽はバランスなんで、龍ちゃん個人では、ヤバくても、トータルでは、全然問題ない、かえって面白い場合もある。また、人は自分の好みでいろいろ言う。聞く耳も持たないといかんとは、思うけど、音楽って好きキライなんだし、気にしんでいいと思う。
  メンバーがそれぞれ聞くのは、自分の部分だろうし、おのおの感じることは違うだろうと思う。うちはこれからのバンドです。
  平均年齢も高いしね。仕事なんかを背負いつつやっている。だから長く楽しめるバンドにしていきたい。楽しめるってことは、マンネリしたくないじゃん。で、セッション性を高めて、おのおのの切磋琢磨したものが、ステージでぶつかる。しかし、ジャズじゃない(ジャズのファンとか、けっこううるさい。「ノリ」だとか「フェク」のフレーズだとか・・なんで、あんなに型にはめたがるだろか)。歌やメッセージもある。誰が欠けてもいかん・・。 そう思ってるんだ。

 それから、PAの古川く〜〜ん、ありがと〜〜。いろんなリバーブとか、工夫してかけてくれてたんだね〜〜!!また、お世話になりま〜〜す。よろしくお願いしま〜〜す。