今日は久しぶりにリイナに会った。・・・レッスンだったんだ。いやぁ、およそ二ヶ月あってなかったんだけど、すんごい変貌だった。下品ではないが、派手になってた。
 名古屋嬢の卵か???

 ちょっとヤバイな。ママとけんかばっかしてるらしい。リイナは発情期の第一段階で、彼氏が出来たらしい。日本の親よか、とっても厳しいんで、ママは「一ヶ月勉強もすべて、しっかり出来たなら、交際を認めてあげてもいい」と言ってるらしい。

 まぁ、親としてはそんなん当然だわね。あの、奔放な聖子サマも悩んでいるという娘の行状。

 しかし、リイナとしては、「恋愛(全くガキのくせに笑っちゃうんだけどさ)は、人間性を高めてくれるし、15才なんて、そろそろ結婚も出来る年なんだから、ほっとけ」と言っている(誤解してるよなぁ・・・。結婚は親の同意があればだ。しかも、結婚したら、未成年ゆえの保護的法律は適応されん)。

 まぁ、日本の一般家庭が、そうだから仕方ないけど、恋愛的なモンに妙に寛大な風潮が定着している。
 駄目とは、言わんが、ほっといたら、どんどん楽で、楽しい方に流れるのは、まず、間違いない。
 どうも、勉強は苦手な一味だな・・・あの子の友達は。ピアスも右耳に二個あいてたぞ。まぁ、国際科というところだし、時代を考えたら、どうってことはないんだけど。

 どうも、普通の女子高生になりつつあるな。私は、プロデューサーとして言うと、普通の、ちょい可愛いくらいの、やんちゃ娘はいらんのだ。圧倒的な歌唱力があれば、別だけどさ。

 ひたむきさが、ないんだ。

 髪型や、化粧を気にする前に、あやつらは、まだまだくぐるべき関門はたくさんある。外見気にする前に、空っぽのおつむと常識、ちゃんとした知識がいる。

 リイナはまだ、しっかりしている。しかし、今後は疑問だ。悪い方の期待にそってくれないことを祈るばかりだ。

 
 発情期の手に負えんガキを言われるがまま遊ばせて、勉強もしんヤツのために授業料を払い、ノン・リスクで食わせるために親は存在しているわけじゃない。

 社会人は、自分で、稼いでもいるし、アホをすれば、法律で罰せられる。そん中での恋愛沙汰は、まぁ、ご勝手にだ(・・・しかし、ヒルトンの最上階で演奏してた時、週末はひどかったよ。酔っ払ってるせいもあると思うんだけど、いい大人がいちゃいちゃ胸あたりまでなら、平気でさわってるからね、部屋でやれって!)。

 未成年はまず、自分の中に、しっかりしたモノサシを持たないと、社会には出せん。だから、そのモノサシを完成させるために勉強する。そのモノサシが未完成のまま、恋愛の達人しても、しかたなかろう?そこを、しっかりさせないから、小学生みたいな大人になって、悪さをする。

 私も、どっかで、最悪のケースを覚悟しといた方がいいかもしれんな。彼氏との、トラブル、親とのトラブルが、どこかで困った影響を与えるかもしれん。

 つまり、可哀想だけど、彼氏の次に来る音楽なら、やらん方がいいってことだな。人に迷惑をかける。

 しかし、恋愛って、駄目出しをすると、その分逆に突っ走りやすい。彼女のためを考えるなら、今のうちに、徹底的にひどい目にあうのもいいかもしれんなぁ。
 そんな彼氏でも、なさそうだけど。