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朝十時半から、30分の約束で、CBC(中部日本放送・・・TBS系)の小堀勝啓氏に会う。私とほぼ同じ年というのに、タレントと言ってもいいような局アナさんは、若い!
小堀さんがず〜〜っと前に出された本を、どういうわけか私は持っていて、ミーハーよろしくサインをしていただく。
それから、葛城さんのCDの件で、情報をもらい、相談をする。CBCは「今月の歌」というのをやっていて、そこから(もちろんそれだけで、ヒットって訳じゃないと思うけど)成果も上がっているんで、その「今月〜」がどんな風に選ばれているのか、知りたかったしね。
スタッフなんかが、「これ、いいね・・」と言って決める場合と、レコード会社とかの営業という・・お金がからむ方法で決まるのと二本立てらしい。
なるほど・・!それはきわめて自然なことだわね。始めは、スタッフの選択だったかもしれないけど、現実に、ヒットしてるわけだしね。
会社がそれを利用しない手はない!
葛城さんと三天翔の音源、「クラブナゴヤ」なんかをお渡しして帰ってくる。
帰りの車の中で、葛城さんのマネージャーの谷橋さんから連絡が入り、ダイキ・・・というディストリビューターに接触してもらっていたんだけど、葛城さんのCDの扱いは拒否されたということだった。
どうも、楽曲が駄目だったみたいだね。それって、私が駄目ってことだから(苦笑)・・。まぁ、いい。
売るために、一番買うと思われる「若者」に媚売ってないしさ、売ることを一番に考えるところとは、しょせん、平行線なわけで、解決策は、こちらが売れるなりして実績で、ギャフンと言わせるしかないんだな。
「オール」の梅田社長に、連絡すると、「ああいう心情をガキがわかるわけないわ」と一言で終わった。
そうなんだ!!
私はこの頃、ネットで洋服買ったりするけど、ほとんど街で買わないのは、同じようなのしかないんだ。
みんな流行の。
音楽もそれに近い。
先日、多分プロモのコンテスト?みたいなのがあって、海外からも大物がきて実際に歌っていたのをテレビでみた。
グランプリっていうのか・・・一番は「オレンジ・レンジ」だった。
しかし、生で演奏を聴いたけど、あまりの音程の悪さにビックリ。こんなこと言うと、ファンに攻撃されちゃうだろうけど、あれなら、今頑張ってる若者も、メジャーになれるかも・・・と期待しちゃうね。だから、あの音は、その他大勢の予備軍に夢を持たせる意味で、悪くないのかもしれない。
録音なら、音程とか直せるけど、ライブはね。それとも、あの曲だけが、特別に下手だったのかもしれないけど。
ハモってる訳だから、音程悪いのは、致命傷だ。あれが問題にならんのは売れてるっていう実績があるからだろうな。
それにみんな「ワーワー」言ってて聞いとらん。
聴衆のために切磋琢磨する必要がないのかもしれん。
私は「裸の王様」と呼んでいるけど、本心があるのか、ないのか・・それも問題ではあるけど、「みんながいいって言ってる」=「だから、自分もいいと思わなければ」・・・という構図。これがあるから、200万枚・・・とかいうセールスが可能なんじゃないだろうか。
別に言い張る必要はないけど、自分の価値観は大切にしたい。だから、自分なんだわね。そして、それは、自分以外の人にも当てはまる。ほかの人のそういったオリジナルの価値観も尊重すべきモン・・・ということだ。
人と同じ=安心・・・っていうなら、君は一体何者?!って感じだね。もちろん、人と同じが悪いわけじゃない。自分が本心、それをいいと思っているならそれでいい。
人と価値観が違うって当たり前のことでさ、違う人同士がいかに尊重しあっていくかってことが大事なんだと思う。
それが個人レベルでキチンと出来てたら、争い事はほとんど解決できちゃうはずなんだけどさ・・・・・・・・・・・ムムム