昨夜は貫徹をまた、してしまった。

 家に帰ったのが何時か忘れたけど、そう遅くはなかった・・・と思う。

 旦那は、透明な液体を飲んでいたんで、「焼酎?」と聞くと、「ワイン」という。

 先日はシャブリ・・・というのだったけど、今回はもっと安いヤツらしい。

 えらく、口がなめらか・・・。

 で、縄文人弥生人の話になり、「俺は、メコン川近辺出身かと思ったけど、どうも、長江近辺みたいだな」とか、「お前の家は絶対、アイヌ出身だな」とか、言っている。

 色白で、手足が短くて、冬でも、ポカポカしてる。絶対北方系で、縄文人・・。私はコロポックルも好きなんで、本当にアイヌ出身なら、うれしい。

 しかし、私は旦那みたいに、自分の祖先のことを調べて、どうの・・・っていう趣味はあんまりなくて、いろいろなDNAがあると思うんだけど、私は私・・・という事実しかないんだわ。

 ワインが空になり、旦那はビールを飲み始める。

 それから、「お前には、信仰がない!おれは俺の信仰心があるから・・」と言う。

 え〜〜!

旦那の信仰心っていったい何だ?!と驚く。普段の行動からは、私から見た信仰心なんか、微塵も感じられないんだけど。

 それから、仏間に置いてある、私の箪笥が気に入らない・・・と言い出す。これは、今回が初めてではない。

 「持って帰れ」もしくは、「売れ!」と言うんで、一度、おとっつぁんと、一番運びやすい和ダンス(二つに分かれる)を運び出そうとしたことがあった。

 無理・・・。重い。やたらデカい。

 そん時のこと忘れたのか・・・と思っていたら、仏間から、この和ダンス(中身はほとんど、運ぶときのために入っていなくて、子供たちの浴衣や、七五三の着物が入っていた)の引き出し類を次々に居間に持ってきて、踏んづける。

 あまりのことに、怒る気にもならず、「どうやって、コイツを病院に連れていったらいいか」を考えていた。

 「こういうモノを我が家に持ち込んで、迷惑しか、かけていない。もう、帰ってくるな」・・・とわめいている。

 これが、明け方。仏間と次女の部屋は隣同士なんで、次女も起きてきた。


 すると、次女に「もう、いい!知的好奇心のない子どもはいらん。お前も出てっていいぞ!!」と切り捨てる。

 それで、「俺は寝る!」とさっさと寝てしまった。

 ベコベコになった、引き出しを元にもどし、次女もけっこう冷静だ。しかし、中身まではわからんので、朝マックしに行く。次女も少し旦那の愚痴をこぼす。しかし、彼の性格を一番把握してるのは、他ならぬ、この子かもしれん。

 で、仏間に置いてあった、次女の机を、かねてからの予定通り、奥の次女の部屋へ戻すことにした。

 狭い家なんだから、仏間にモノがあるのは仕方ないんだけど、旦那の理想は、子どもの頃の家みたいなんで、とにかく仏間に親戚が来てゆっくりお参り出来る環境がほしいんだろう。

 うちの旦那は自慢じゃないが、まるで色男みたいに「金と力はない!」。

 軽トラで、余分だけどなんだか捨てられなかった家具を「ねこまうす」に運ぶ。

 しかし、いわれ放題の上、力仕事も私だけってのはあんまりなんで、午後三時頃、たたき起こして、荷台にロープを張るのを手伝わせる。で、次女の部屋にモノを詰め込む。

 また、私の実家に避難?している長女を気にする発言を繰り返すんで、長女に、「残暑見舞いのメールでも、してやれ・・」と旦那のアドレスを教える。



 腰がイタ〜〜い。

 色々、雑用して家に戻ると、旦那は次女に夕飯を食べさせて、また寝ちゃってた。

 あちこちに貼り薬をはって、とにかく寝る。

 夫婦は、大変よぉ。