明日はH山神社のお祭りなんで、朝から公民館に、子ども会、自治会、神社の祭祀係りが集まって、みこし作りだった。

 細く裂いた1.2mくらいの竹に、赤、緑、黄色、ムラサキ、白の色紙を貼り、みこしの原型に左右70本くらい針金でくくりつけ、孔雀のように、先端を広げていく。

 貼るのは、早く終ったんだけど、その後の組み立てが大変だった。

 びっくりしたのは、もう、子どもが少なくなったんで、みこしは、担がない。

 車のついた台にみこしを載せて、ガラガラ引っ張る。

 神社の前の階段だけ担ぐ。けっこう長い階段だけど。

 各地区に、みこしを飾る赤地に刺繍が豪華な布をつける。うちは、狛犬柄。隣の地区は鳳凰だったし、龍もあった。

  なかなか、美しい。

 地区によっては、でっかい鈴をつけてるところもあったんで、ひょっとしたら、昔はみこしではなく、馬かなんかを飾り付けて、お参りしたものかもしれない。

 めんどうだけど、こういうのが今も残ってて、全体で受け継いでいるのは、田舎だからなんだろうけど、いいことだとは思う。

 だって、昼ごはんは、公民館の一階の会議室で順次、およばれするんだよ。

 具がたっぷりの五目御飯と、お吸い物。

 メニューもみんな、昔からのしきたり通りなんだろうね。



 出来上がったみこしは、午後2時過ぎにコミュニティー・センターに運ばれてきた。


 私たち、子ども会の役員は、コミセンに先回りして、名簿にしたがってハッピを用意し、子どもたちに配るお菓子をチェックし・・・あとは、お天気次第。

 スタートは午前9時。コミセンから。


 小学校へ上がる前のちびっ子も、地区内だけは、ハッピを着て一緒に歩く。

 
 小学生は、ワッショイ・・・神社まで。餅投げもあるはず。


    けっこう疲れるお祭りなのだ。