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15日に天白区の雑貨屋みたいな喫茶店みたいなお店「JOIE」で、一人っきりのライブをすることになっている。
テーマはオールディーズ。
先日来、「曲目を出して・・・」と言われたから、「砂に消えた涙」、「ボーイハント」「ビー・マイ・ベイビー」、「恋の片道切符」、「タミー」・etc・・・をとりあえず今日、出しておいた。
私にオールディーズ・・・って珍しい。
「やりませんか?」と提案してくださった人は、私を上田梨詠だと思ってるので、それは当然かもしれない。
あの人は本当に節操のない歌手だったんで・・・。
演歌、シャンソン、タンゴもOK。ただし、たぶんに形態模写みたいではあった。
そういや、亡くなった某ラジオ局の梅村勝彦アナが、当時、栄の日産ギャラリーで「ノリノリ・アフタヌーン」を始められたばっかしの時、まず、ジングルの依頼が来た。
ギャラ3万で、スタジオ代が2万5千かかった・・・というもの。「あっ!そこのお兄さん!お姉さんでもええわ、はよ来て!はよはよ!のりのりアフタヌーンだがね」というのともう1タイプは、パーソナリティーが変わってからも流れておりました。
梅村氏はそのほかにも、パリ祭が近づくと、「シャンソン歌ってくれんかなぁ・・・」と、泣きの入ったお誘いをくれた。
「何で?」というと、「シャンソン歌手はギャラが高いで!」とおっしゃる。
う〜〜ん、私なら、ノー・ギャラでいいと?!
仕方ない。。。「バラ色の人生」をカリプソで歌ったことがある。
同録が残っているけど、まぁまぁだったかな。
喫茶店なんかのPA設備がまったくない場所でやるときに困るのは、依頼した側は、その設備がないにもかかわらず、その分の経費をまったく無視しておられることだ。
で、今回は私の負担も、喫茶店サイドの負担もない状態でやろうと思う。これは実際、やったことないんだけどね。
シバヨーはキーボードの機種を選ばんもんね・・・と揶揄されるけど、実際、ハンマー鍵盤のこは、とにかく重い。最低でも20キロ近い。しかも・・・88鍵だから、長い。
マーチくんに乗せられん。
よって、カシオくんの出番となる。
「家電売り場で楽器買わんといてほしい・・」と言われるけど、こんな便利なモノはないんだ。
乾電池で動くしさ。
なんてったって軽い!!!!!!
難はピアノの音がしょぼい。本来、この難点は致命的とも言えるんだけど、仕方ないじゃんね。
軽いんだもん。
今回は、このカシオくん機能を生かして、なんとか切り抜けようと思う。
本番を考えるなら、うちにあるS80・・というヤマハのデジピを持ってった方が、実はうんと楽なのだ。
しかし、セッティング等、荷運びを考えると、気が重い・・・。
NHKの昼の番組で、バニラ・ムードとかいう可愛いおねぇちゃんのグループが生演奏してたけど、そのキー・ボードはヤマハのモチーフ・シリーズの一番値段の高いやつだった。
値段はともかく、これは30キロある。ハード・ケースに入れたら、もっといくかもしれん。
運んでくれる人がいるから可能な重さなんだ。
そういや、昔、八神純子女史が使っていたCP80も、ほ〜〜んと重かった。
エレピのくせに、調律が必要だったし・・・。
楽器の重さは、本当に死活問題なのだ。
半田のM楽器の亡くなった先代社長は、長年の重い楽器運びが響いて晩年は杖をついておられた。
こういう積み重ねが、私の腕の痛みにもつながる。
マニアックはもういいから、軽い、音のいいデジピ、作ってくれんかなぁ・・・・。
当然、ハンマー鍵盤でなくていいからさ。基本のピアノ音がうんといいやつ!