来年から、うちのバンドは少しジャズの領域に近ずこうと思っていて、今、選曲を意識して音をい聞いている。

 民族楽器で、「何で?」と思われるかもしれないけど、民族楽器で民族音楽しても、なんだか面白くない。私日本人だし・・・二胡が入ってるからって、うちが普通の中国の曲を普通にやったって、ちょっとちがう気がする。

 じゃぁ、中国の二胡奏者が、単音でスタンダードを弾く・・・。これも何かね・・・。いちいち意味や意義付けする必要はないけど、二胡でするなら、見えてくる景色(音楽的な)とかが、二胡を生かす状態でなければ、面白くない。

 あちらの民謡なんかを、日本語にしたりアレンジ変えたり・・・。

 これも面白いし、やっていくけど・・・それだけなら、うちじゃなくたってみんなやれるし、やってると思う。

 雑多な経験のある雑多なメンバーの集合体なんで、そこでどういう感じになるかちょっと面白いと思って。


 名古屋は聞くところによると、ジャズのファンが多いそうだ。しかし、変なんだ(私からするとね)。

 まず、スタンダード歌ってるというと、「誰風?」と聞かれる。

 要するに、聴きにくるジャズファンは、歌手の向こうにその人の個性ではなく、ヘレン・メリルやら、アニタやら、エラを見ているんだろうな。

 で、うちの尚ちゃん(ピアニストだけど、弾き語りもやる)も、私も「ジャズ」の範疇には、入れてもらえんのだ。

 尚ちゃんも私も、即興で歌ってると、日本語になってったりする。彼女のピアノも独特で、・・・・、「夢の二胡」という曲のエンディングで、面白いテンションで入ってくるピアノの音があるけど、あれが彼女だ。

  ・・・・で、みんなのよく知ってるジャズピアニストの誰にもあてはまらない。・・・理解できん・・・・いいのか悪いのか判断がつかん・・・・・よって、ジャズじゃない・・・と、こうなるんではないかな・・・とは思う。

 ジャズと言い切って何かをする気はないのだけど、テイストはあったら楽しいかな・・と。

 こう言うと、また、怒られちゃうかもしれんけど、名古屋のズージャはおもろない。

 可もなく不可もなくで、これが、若い連中に受けているらしい。

 チャレンジのない、ナルシストのモノと化している気がするのだ。ノリがどうの・・、フェイクがどうの・・・歌詞間違えたでしょう・・・とか、そんなんどうでもいいんじゃないだろうか。

 で、うちは、楽しいを目指す。

 で、先日借りた、ナタリー・コールとかを聞き返してるんだ。

 難しい・・・・。

 もし、私の性格がこんなヘソ曲がりじゃなくて、可もなく不可もないナルシストで満足するタイプだったら・・・・問題も半減するんだとは思うな・・・。

 でも、しょうがないな。苦労と面白いは同じカードにくっついてる。



 三天翔のCDが出て、もう一年以上たった。HPからもあまり売れてないんで、売り上げの一部を寄付・・・を実行してなかったんだけど、パキスタンの様子とか、目に余る・・。

 明日、郵便局で、本当にわずかだけど、どこか送金が簡単なところに振り込んでこようと思う。

 私の性格からすると、そういう事実をHPに載せたりは嫌なんだけど、「それをしとかないと、嘘つきとか、言われるよ」と、アドバイスをいただいた。

 以前は証明が出来るところ・・・と思っていたんで、限定されたところにしか無理だと思ってたんだけど、載せるんなら・・・どこでもいいかな・・・。

 嫌味だなぁ・・と思われる方もおられましょうが・・、そういう理由で載せておきます。

     そこんとこよろしくです。