自治会の総会のお知らせが来て、欠席だと委任状がいる。


 ところが、うちは私も旦那もなかなか家にいないし、組長さんも家にいない。


 で、昨日、携帯に連絡が来て、そのついでに「どうしたの?お宅、パトカーが来てたよ」と知らせてもらった。



 意味がわからん。


 旦那もつかまらん。



 で、分ったのは、呼んだのは旦那だった。



 私は面識がなく、話でしか聞いていなかったけど、旦那の亡くなった父上には、後妻さんがいた。


 見合いで父上は、彼女の「はかなげ」な風情に一目ぼれみたいだった。




 ところがだ!   結婚後、その風情は一変した。



 まず、大学一年で下宿生活していた旦那に、(義姉によると)「ここはもう、あなたの家ではないから出て行け」みたいな事を言ったらしい。


 で、旦那は帰省しても、友人宅を転々としていたらしいのだ。本人はそんなことはぜ〜〜たい言わん。


 私は、「父上は何をしてたの?!」って非難することは目に見えてるからね。



 義姉も、実家に帰れなくなってしまった。



 親戚も玄関払いで、まかり間違って家に上げてもらっても、異常に潔癖症らしく、ジュースでも、こぼそうなら半狂乱になって畳を拭く人みたいだった。



 結局、没交渉になる。




 そのうち父上は病気になってしまい、それが、癌であることは、本人の希望で告知されていなかったし、それを旦那が知ったのも、余命短い頃で、しかし、この後妻さんがいる以上、そうは近寄れんし、何より込み入った話もできん。



 当然、遺産相続はもめた。




 結局、現金はすべて後妻さんへ。



 で、義姉は相続放棄みたいな形になり、旦那が家を相続した。




 父上が亡くなってからも、しばらくこの家に後妻さんは住んでいて、旦那はよく呼び出されて、私より数段美味い料理をゴチになり、「養子縁組」をほのめかされていた。


 つまり、後妻に渡った現金は、それにより、旦那に戻る・・・っていうわけだね。


 私は、そんな鬼みたいなオバサンを、法律に縛られて面倒見るなんて、そりゃ、えらいこったよ!・・・と当然言う。


  そのうち、後妻さんは、出て行って、私たちは、この家に引っ越してきた。引っ越して、最初に近所のおじさんから、後妻さんのことで、クレームが来た。


 全く、ちょっとかわいいおばさんみたいらしくて、このオジサンを足がわりにしてこき使っていたらしい。で、何の挨拶もなしにいなくなった・・・で、うちに文句を言いに来たわけだ。


 もう、謝りまくったよ。うちも子供いるし、ご近所さんともめたくないし、話を聞けば、なるほど・・・という部分も多かったし・・・・。







 旦那の生みの母上は、43歳で、旦那が高一の時に亡くなった。



 この方の面倒なら、どんな重病であっても私は当然と思うけど、人道的に考えても、19歳の学生を、追い出すようなおかしな女の面倒なんて見る気はない。



 よって、この話になると、私はどうしても父上を非難してしまうわけだ。


 この点がまず、うちの夫婦のやばいところだ。しかも、この後妻の件で、変に学習して、旦那は、前にもまして個人主義になった。





 この、諸悪の根源である後妻が、去年あたりから接触をしてきていたらしい。無言電話やら、押しかけてきたり・・・(当然、旦那は私には何も言わん)。




 どうも、新興宗教にはまり、お金がいくらあっても足りない状態みたいだ。




 旦那も私もいないときに、近所のおばさんが後妻が家に来ているのを見つけて、知らせてくれた。


 次女が学校から帰ってきて、その後妻と行き会っている。でも、近所のおばさんのおかげで、事なきを得た。





 この事を問いただすと、旦那は「やけに嬉しそうに、話題にするじゃないか」と言う。




 私は、こんなこと、どうでもいいんだけど、子供が心配なだけだ。



 で、「おかしなおばさんが来たら、近所のおばさんとこへ逃げろ」と言ってある。





 昨日は・・・・この後妻が朝からやってきて、外でドンドン窓やドアや車を叩きまくったらしい(私は次女と病院にお泊りだった)。



 それで、旦那は警察に連絡した・・・というわけだ。







 近所のおばさん・・・っていうのは、おせっかいだったりもするけど、いざとなると、本当に頼りになる。



 ちゃんとした近所づきあいは、うちみたいな田舎では必要不可欠ってことだね。



 また、後妻をもらう・・・とか、普通の状態からはずれたときは、きっちり筋を通しておかないと、回りが迷惑する。







 私も変わってはいると思うが、後妻さんみたいな自己中心ではないつもりだ。



 旦那の頭の中で、後妻と私が重なってるみたいなのが腹立つ!






 どこが似てるんじゃ〜〜全く!