shibayoh2006-04-16

 色々迷ったけど、ボイストレーニングの講座を開講することにした。(写真は、無関係だけど、歌にもなってるニャンコ・・「スズ」です)


 音楽って、クラシックはもう系統だってるから、「教える」ってことが必要なんだと思うけど、ポップスの世界は、いわば原野みたいなモンで、何でもありなところがある。

 私が教えられるモノが見つからなかった。


 生活のために、「教える」のは、それはちょっと勘弁・・・だったのだ。



 つまり、ポップスの世界っていうのは、「教える」世界じゃなくて「見つけ出す」世界なんだと思う。


 で、ちょっと変わっていったのは、「ボイトレ」は、体育会系の分野なんだ。


 声帯って筋肉だから、まぁ、声帯のストレッチと、体を、発声しやすい状態にするトレーニングっていう感じ。


 これなら、まだ「教える」ことが可能な分野だ。




 問題は、受講者の、その先だ。



 目標・・・っていうのかな・・・。


 表現力とちがって、時間や道のりの差はあるけど、時間さえかければ、ある程度まで会得できる。

 私だって、発展途上国みたいなモンだ・・・。




 はじめは、デビューさせるには・・・みたいな方向を考えていた。



 これはむずかしい・・・。うちは一応レーベルでもあるんだけど・・・



 で!・・・今は、簡単なコード理論とかもやることにして、音楽は表現手段なんだから、そこに持って行こうとしている。



 嫌なことが起こっても、それをいつか歌なんかにして、人前で歌ってしまえば、「鬱」になる要素は減る。



 たぶん、私は「波乱万丈!」って某放送局のアナウンサーにからかわれたりするんだけど、それでも、やってこられたのは、その要素があったからだと思う。



 そういう方法を教えられたら、その子がプロにならなかったとしても、その気があるなら一生、表現していける。

 デビュー出来る隠れた才能を、掘り出せるかもしれない・・・。

 また、年齢も関係ない。


 昨夜、例の中国の二胡の曲に詞をつけたのをid:vocal氏が歌ってる音源を聞いたけど、彼の今、日本語の表現・・・という点で、ドンドン進歩してる。


 (で、この曲の出来がよかったんで、曲を少しいじって、私のオリジナルにしてしまおうかとも思ってる。

 コードだって、原曲とは違ってるんだから、少しメロディー変えたら、もう、別物になる)



 つまり・・・オジサンやオバサンだって、本人がその気になれば、OKの話なんだ。



  と、まぁ・・こういう考えにいたったので・・・・それならやってもいいかな・・と。

 何も・・・まだ、宣伝してないけど、知人からの紹介で3人に、先週の金・土で会った。


 会ったのは、相性もあるし、お金ももらうしね・・・。きっちりカリキュラムは作らないけど、当方の意向を伝えておきたくて、「それで、よければやりませんか?」って感じ。



 月・木は、とにかく私の予定を空ける。一ヶ月に単純に8回あるわけで、そのうちの3回を予約して受講してもらう。

 一回50分位で、月謝制にして1万5千円(入会金・・・というのも5千円のごもらうことにした)。ボイトレは、とにかく続けてもらわないと駄目なのだ。


 よって、月謝制。


 また、自分の声に慣れてもらわないといかんので、3〜4ヶ月に一回、録音実習をやるつもりだ。


 これには実費がかかるけど、上手にやれば、2〜3千円で済む。(うちのスタジオは今、貸しているんで、私が使うとしてもスタジオ代はかかる)


 もう、ひとつ、人前で歌う・・・と、いう部分だ。これはもう、少し先になるけど、これも定期的にするつもりだ。



 「続ける」っていうのは、意思と時間と・・・お金・・・の戦いなのだ。



 当方としては、20人くらいはいてくれないと、面白くはないけど・・・っていうのは、受講者たちの間での切磋琢磨も必要なんで、少数だと、そういう刺激をなかなか受けられないんだ。

 まぁ・・、ライバルが必要ってことだね・・・。


 こういう事は、善意だけではやれないけど、出来る限り、「気持ち」でやりたいと思うのだ。


 それが嫌で、今まで散々、講師をやってきたけど、自分ではやらなかった。


 講師の立場なら、自分の立場もはっきりしてる。お金のためにやってるわけなんで・・・



 表現力・・・とかは、これは教えられない。



 私の独断で決めるモノじゃないし、シバヨーのコピー作って、その子のためになるとも思えない。



 その子自身が「好き」だと思える「自分の表現」を見つける手伝いは出来る。



 いよいよ、私自身の活動の最終段階かな・・・とも、思っている・・・