写真は「甘えん坊スズ」・・・




 昨夜、もう、11時になろうかとしている頃に、おっかさんから電話で、「猫がいない!」という。

 うちの子、4匹は、「猫のせいで病気になった」・・・と旦那が言う(言いがかりだと思うけど、そうかもしれんし)ので、実家の2階の2部屋を猫に開放してもらい、そこで暮らしている。


 人間と一緒に暮らしていたこの子達は、人間の声を聞きつけると、甘えて鳴く・・・。

 そん中の一匹・・・「ゴン太」は、脱走の名人だ。

 クイックイっという手つき?であちこちの扉を開けてしまうのだ・・・。


 しかし、この子達は、ほとんど外に出たことがない。


 よって、脱走はした・・・コワイ・・・どうしていいかわからん・・・とにかく逃げる・・・でも、お部屋には帰りたいよぉ・・・・でも、こわいよぉ・・・・・・って感じでパニクっちゃう。


 だから、飼い主が行っても逃げ惑うだけ。




 この脱走名人猫・・・薄茶トラ「ゴン太」は、キョトンとしていたらしいからすぐ捕獲!



 雉トラ「ナナ」は怖くてお外には出られない・・・・。



 茶トラと白のブチ「貫太郎」も、それで2ヶ月放浪して、懲りたみたいで部屋に残っていたらしい。

 http://d.hatena.ne.jp/shibayoh/20050622


 茶トラ「スズ」が見つからない!!・・・と、おっかさんは連絡してきた。


 「すぐ行く」と言って、出かける。


 実家まではほぼ15キロだ。



 多分、家の外には出ていない・・・。夜だし・・・開けっ放しの家じゃないから。


 おそらく家のどこかに潜んでいて、こわくて出られないんだろう・・・。


 歌にもなった「スズ」ちゃんだ!




 実家に着いて、「ごめんごめん」と言いながら2階に行くと、猫の部屋に行く手前の部屋のベッドの上に、スフィンクス・ポーズでいるでないの!


 ヨチヨチして抱こうとすると全身が硬直している。


 何やねん!・・・・怖くて硬直するんなら、脱走すんなよな・・・。


 固まった「スズ」をドアから猫の部屋に入れると、いかにも「ほっ」とした感じで、大急ぎで入って行った。


 やれやれ・・・。


 こん中で一番年上はゴン太で、拾ったのは長女。

 もう、一人でおしっこも出来んおチビだった・・・。


 それが5月1日・・・。7月28日・・・子ども会のラジオ体操の公園で雉猫「ナナ」を拾う・・・。

 これは、次女を連れていた私が拾う。一ヶ月ちょっとのおチビ。

 それから、4年後の11月1日・・・、コンビニの駐車場で、茶トラと白ブチ「貫太郎」を私が拾う・・・。


 で、11月30日・・・、次女は茶トラ「スズ」を拾う。



 で、4匹・・・。全部♂・・・。


 新顔は、おチビだったんで、古顔が怒っても「なぁに?」って顔で、親と錯覚するのか甘えたりして・・・一週間くらいで落ち着く・・・。


 しかし、♂だから、優しい「ナナ」に貫太郎が威嚇をしたりする。「ナナ」はマイ・ペースだから、すぐに避難する。

 そうそう、それでいいのよ。

 全員オカマ?ちゃんなんだからね!




 直木賞作家の誰やらが、子猫を殺したとか何とか、いろいろ言われている・・・。

 難しい問題だわ。

だけど、わざわざ、避妊せんと殺すっていう手段をとる人も珍しい・・・。


 猫の発情は、妊娠するまで続くし、出産後間もなく子猫がいなくなれば、子猫を探す。その声と発情の声が似ているのか、すぐ♂がやってきて・・・そのうち発情して、当然妊娠する。


 それをいちいち殺している・・・ってことはすご〜〜く大変だと思う。


 つまり理屈の前に現実が大変ってことだ。


 



 猫を昔みたいに野放し?で飼っていると、クレームが来る。



 うちの近くでも最近捨てられた猫の親子がいる。ダンボールに入れられてたらしい。



 ノラを世話してる近所のおばさんは、捕まえられる猫は避妊させている。



 また、実家近辺には野犬が群れている。


 テリア系の形をしたのや、シーズーみたいな子、普通に雑種の子、さまざまだ。


 ペット・ショップで買ったんだろうなぁ・・・っていう形?の子もたくさんいる。


 み〜〜んな人間が悪い!


 ペットは自然に存在してる種とはちがう。本来の場所にいないわけだしね・・・。

 トカゲやワニや、かみつくカメ・・・、ヘビ・・・近所にもいるアライグマ・・・、これ・・・み〜〜んな人間がやったことだ。自然な状況ではない。


 捨てられたペットに罪はない・・・。






 うちの猫たちは、赤ちゃんのままなんだ・・・(野生・・・っていうかノラ状態でない限り、猫の精神的自立はないらしい)。


 かわいそう(これは、本能が・・・っていうことじゃなく、知らない場所に連れていかれて一晩、お泊りしてきて怖かった。。。っていうことね)だったけど、発情期で放浪したり、鳴きまわったり、そういう心乱れた状態にならず、ず〜〜っと安定した状態で人間のママにヨチヨチしてもらえる・・・それは、この図体はデカくても精神は赤ちゃんの猫たちには、そう悪い話ではないと思う。


 どのみち、猫の気持ち・・・ったって、人間が想像しているだけだ・・・。

 猫にだって個体差はあるんだろうから、一概に去勢避妊が悪いということもなかろ・・・。


 受精卵と、目がポッチリ開いた子猫・・・・罪は同じとしても卵は鳴かない・・・。





 私には人間の息子はいないけど、息子猫ならぎょ〜さんおりまっせ!


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