建築家

 元万博の駐車場は今や新興住宅地に変貌している。

 そろそろ建売・・・みたいな家も建ち始め、モデル・ルーム・・・みたいのも見える・・。

 この・・・建築・・って、携わってみるとなかなか面白い・・。

 しかし、失敗したからといって、捨てられる類のものではないから、大変だぁね。


 次に生まれ変わったら、建築家もいかな・・と思う。

  (で、都知事選に出る??・・・・)



私は、まったくのど素人なんで、何かを建築するなんて話になれば、専門家を頼むっきゃないのだ・・。


 倉庫「ねこまうす」はけっこう面白い建物・・・ってか、・・・だったのだ。


 今は、面白い・・・という部分にスタジオみたいなのがあるから、はっきりいって、始めのころの面白さはない・・。


 しかし、この面白い・・・というのと、現実的な使い勝手・・・は別物で(汗)・・。


 まず、骨組みね・・・。



 下から見上げて面白いように、今は主流じゃない組み方で、わざわざ溶接してもらったみたいだ・・。


 ・・・みたいだ・・・っていうのは、建築士さんがしたことだからさ。



 一級建築士の彼としては・・・外から見て、アルミの「箱」ってのが、テーマだったのかもしれない。


 よって、アルミ色のナミナミしたトタンですべて覆われている・・。


 中は材木が使われているから、違和感はない。

 むしろ安らぐ・・・感じではあったのだわ。




 扉は・・・でっかい・・・。

  
 この倉庫は、はじめはオブジェみたいで、私もそれはそれで良かったのだわ。


 ただ、このでっかい箱は雨が降ると、なかなかの音で雨音を増幅させる・・。

 その筋の専門家の意見では、倉庫の天井の溶接された骨組みも、外張りのナミナミも、この増幅のお手伝いをしているらしい。


 私は、倉庫みたいな漫画喫茶で雨が降ると、その音にびっくりした体験があったから、それは避けたかったんだけど・・・・意思の疎通ってむずかしいな・・・。




 でかい扉の隣に、それなりの普通のドアがあるんだけど、ドアがあるだけでひさしはない・・。

 夜には扉の斜め上に、電球がつくんだけど、ちょっと絵画的かもしれない。

 ただ・・絵にはなるんだけど・・・傘をさしてたりすると、傘をたたむあいだにベタベタに濡れる・・。

 しかし、今は、ゴミの処理が悪くて、外にゴミ袋があったり、そのドアの横に郵便受けが無造作にかかっていたりするから、生活感?が出てるわ・・。


 


 ま・・・とにかく・・・そこでライブしたかったんだけど・・・それは無理になった。


 ロックだったらいいんだけどさ(笑)




 倉庫の近くに、もうじき小学校が完成する。クリーム色の壁に、赤っぽい屋根・・。


 かわいい配色だ・・。


 散歩可能な範囲の近所には、黄色の家も、青も紫の壁の家もある。あるけど、新築当時の色ではない・・。


 落ち着いて、ちょうどよくなったかな・・。





 あとあとに残るものだし、建築家・・・っていいかもなぁ・・。

 アート的に面白い部分と、実用性は、せめぎあうものなんだろうけど・・・



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