修行

 先日の岡崎のチャリティーコンサートで、知り合ってお世話になった方がおられる・・。
 
 メンバーと楽器のために、早朝にも関わらずハイエースを運転して行ってくださり、あちらでは日当も出ないのにお手伝いいただいた・・。

 紹介してくれた友人が、「彼は4年前に奥様を亡くされてね・・」という情報はくれていたのだが、優しそうで、仕事柄なのかもしれないけど、仕事を頼む以前にドンドンやってしまう感じの人だった。

 で・・お手伝いとして、ロビーで三天翔のCDを売っていただいたんだけど、お隣の東儀さんのところはドンドン売れちゃうんだ。

 でも・・・うちはそうはいかない・・。

 彼は、「三天翔いいのになぁ・・何で売れないのかなぁ(それは、有名じゃないからだよ・・・f(’’;))」と売れないのを残念がってくれていた・・。

 ささやかな打ち上げ後、日当の代わりにCDをもらってもらう・・。


 で、昨日・・・彼からメールが入った・・。


 CDを聴いて、「4年前に先に逝ってしまいましたが、今なお、私の中で生き続けている娘と女房の魂が共鳴し震えて涙が止まらなくなって・・・」というような内容だった・・。


 そっか、娘さんも亡くされたのか・・・と。

 同時とすれば、事故かなんかで亡くなったのかもしれない・・。
 
 ならば、余計・・・その絶望感は察するに余りある・・。

 この現世での出来事は、魂の修行らしい・・。


 某書によれば、もろもろの難題は、生まれてくる前に自分でオーダーしたモノらしいが、彼のそれは・・・なかなかの修行ではなかろうか・・・。


 幸せ不幸せを測るモノサシはないし、夫婦親子で、最近は殺しあってもいる・・。

 そんな世界とはほど遠いご家族であったろうと彼を見ていると思える・・。


 涙は心を癒す・・・というので、この際・・・もっと泣いてもらおうかとも思う・・・(涙は溜めたらいかんと思うのよね)。

 うちは感じ方によっては泣けちゃうシリーズは多いのだ。


 それに心が動く・・・というのは悪いことではないんじゃないかな・・。


 某書の中でも、最近行ったとある研修でも、亡くなった人が、心置きなくあちらの世界に戻れるよう配慮してあげる云々・・・というのがあった・・。


 それは、残されたモノの修行なんだろうなぁ・・。


 「執着」・・、これが問題らしい。

 確かに、難しい修行だと思う・・。

 当然、私は私で、皆さんは皆さんでメニューはちがうけど・・修行してるんだわ・・。

 で、いずれはあっちの世界に戻る。

 そう長くはない一生だけど、色々あるよね・・。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・