痛み・・・で思い出した・・陣痛

 思い出しましたですわ・・。

  私は陣痛微弱・・っていうので、二人とも「陣痛促進剤」というのを使って生んだ。

 で、母は、長女を産む時に・・うめく私を見て、「何て根性ナシなんだ!・・陣痛くらい!。女は皆体験しとる。何をウンウン言っとるんだ」・・・と怒る。

 で、先生は「オカァさん・・・促進剤使ってますからね・・。自然分娩より陣痛がまとまって来ますから痛さは比較にならんと思いますよ」とおっしゃる。

 で、母は納得したようだ・・。


 しかし、男性諸氏には考えもつかん痛さがこの後も続く。

 まず、後陣痛・・ってやつだ・・。

 子宮が縮む時のものなんだけど、これがけっこう・・・けっこうなわけよ・・。


 それから、おっぱいが張って(不思議だ)、・・・で、おちちが出ないと、張ったおっぱいを熱いタオルを当ててマッサージするんだ・・。

  これ・・、むっちゃ痛いのね。


 痛がると・・・「こんくらい耐えられんで、子供なんか生むなぁ・・」と叱られる(汗)


 で、おっぱいが不十分だと、赤ンボも「吸う・・」って疲れる。よって・・生意気に、お利巧さんで、吸ってくれなくなるのだ。

 で、おっぱいの中にお乳が残っちゃうのよね・・。

 真夜中、それを機械を使って吸い出す・・。

 なかなか、情けないのだわ・・。


 長女のときは、ミルクビンの乳首じゃなく、私のだと、ぺ〜〜っと吐き出して、泣く・・。

  まったく・・・こんにゃろ〜〜・・。





 次女ん時は、いかにも嫌そ〜〜に吐き出すわけ。

 まったくぅ・・・赤ンボのくせに全くクッソ生意気!



  おいおい・・頼むわ・・・あんたが吸わんと余計出ぇへんじゃん・・。


 あんな痛い目をしてマッサージして、どうしてくれるの!


 っていうのが続くのだわ・・。



 若いころは妊婦さんを見ると、「いやぁ・・恥ずかしげもなくよく歩いとるわなぁ・・。セックスのなれの果てやん」と思っていた・・。

 それを言うと男の子のが、優しくて、「しかし・・それを言うと自分たちの存在を否定することになりかねないし〜〜」と、私は諭されてもいた・・。



 しかし、実際は、えらいこっちゃのよね・・。


 たとえば、おなかがすいてる・・・とする・・。


 普通なら、ほっておけば体内のどっかから補給されるのか、頭痛になったりすることはあるけど、空腹感はどっかにいってしまう・・。

 しかし腹の赤ンボは、それを許してくれなくて、空腹感はどっかへ行くなんてことはない・・。

 「へった〜〜へった〜〜」と催促するんだ。

 つわりの時は、それで「食べる」と気持ち悪くなったりするから、「少し」を何回も食べる・・。

 私は2回とも、働いていたんで、悩むヒマもなくって、とにかくこの状態を何とかやりすごして働かないといかん・・ってことでせいいっぱいだったから、逆に言えば、ブルーになってるヒマがなかった・・。


 人間・・、ヒマはいかんのじゃないだろうか・・。

 
 しかし、そういったバタバタの間・・、私は一曲も作っていない・・。

 作れなかった・・・が正しいかもしれん・・。

 「ダ〜リ〜〜ン」って言って甘えていられる環境だったら、「優しい」歌も出来たかもしれんが・・、そんな夢みたいな状況ではなかった・・。

 でも、曲は出来たかもしれんが、ノイローゼになってたかもしれん・・・。




 ま、すべてが思い通りになる・・・なんて、ありえんってことかな・・。





 「肋骨は今日も元気だ、なかなか痛い!」

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