女の一生
モーパッサンの同名の本を読んで、「女なんかやめ〜〜!男なんかと口きいたらん!」とガックシしていた頃があった・・。高1の頃だな・・。ところが、うちの高校は、男ばっかだったのだ・・。
けっこう、明るいタイプだったのが、むっつりしてるわけだから、イロイロ男たちは心配もしてくれるんだが、これがうっとおし〜〜と思っていた・・。
まるで、女って・・男に寄生して生きるモノみたいじゃないかぁ・・
男どもは、「女は馬鹿がかわいい〜〜のよ」と平気で言ってた時代で、しかし、16やそこらのガキにそんな人生観があるとも思えないから、それは親・・・きっと男親の受け売りだったにちがいないのだ・・。
うちのおとっつぁんは、「男がやっていいのに女がやっていかん・・とか基本的にそういうモノはない!」という人だった。おとっつぁんが、そう言ったとき、私は心底、納得したのだった・・。
なのに・・・なぁに〜〜それ・・むかついて、読むのやめた・・・。
昨夜は友人の旦那さんの通夜だった・・。
59歳だった・・。
年齢以外は、こういう死に方をしたいと常々思うような死にかただった・・(動脈瘤破裂・・っていうのだった)。
朝・・・元気。夜・・・もう、天国・・・。
突然だから家族は大変だろうなぁ・・。
友人は、おそらく金銭的には困ったことはないだろうが、嫁姑とか、まぁ・・そういった人間関係には苦労したと聞いている・・ (同居なら、軋轢があって当然ではあるが)
つまり、結婚・・っていうのは、いまどきは核家族があたりまえ・・。
しかし、一昔前は、旦那さんの家族に仕える・・って感じだったのだ・・。
よって、そんなの、何も知らない女じゃないと勤まらんかったんだろうな・・。
愛人作るのは、「男の甲斐性」だとか、今の小娘が聞いたら、ほっぺた張り倒されそうな話だ・・。
今は、子供はうまにゃいかん、仕事もしんといかん、家事もやらんとね・・・っていうのが結婚だと思って間違いない・・。
で、女房とママは基本的に似て非なるものだ・・。
よって、ママにヨチヨチされてきた男を再教育せねばならんとでも言うんだろうか・・・「男女共同参画事業なんたらかんたら」っていうモノが出来た・・。
まったく、お上に指示されんと、家事の分担もできん・・ってことか・・・とアングリしてしまった・・。
結婚を「勝ち組」って思うのが、いかにアホなことか・・・。
あの本書いたのは、「負け組」らしいが、男にとっても女にとってもリスキーな選択をすることなのだ・・。
だって、相手は人だ・・。
お互い変わるのだ・・。
女にとって永久就職ではないし、男にとって可愛い子猫ちゃんと暮らすことでもないのだ・・・。
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そういえば、こういう話をきいたことがある・・。
最初の奥さんは気が強かった・・。で、離婚になった・・。
次に出会った彼女は、何かと頼りにしてくれる正反対の人で、即結婚した・・。
ところが、会社に出勤しようとすると、一緒にいてくれ・・・と泣く・・。
そうは休めないから、3日目くらいに振り切って出社すると、奥方は、手首を切った・・。
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