精神力

 今日は、東京マラソンの日だったし・・・ミラクル・マオちゃんが優勝した・・とおっかさんが喜んでいた・・。

 マラソンは圧倒的に野口が勝った・・・。


 何で期待されながら、いっつも渋井はだめなんだろう・・・。



 私も、ポプコン出身なんで、あれは、コンクールだし、そういう追い込まれた精神状態・・というのは経験はある・・・。



 昨夜の「はーさん」の番組を他人事みたいに聴いたんだけど、その中で「ヤマハのボーカル・オーディションに受かって」。。。。みたいなことをしゃべっている。

 それで、思い出したのだけど、・・・このオーディションは、庄野真代さま・・とかサーカスの叶正子さま・・とかも受かっておられたやつだった・・。


 何で受かったのかはわからんが、とにかくヤマハのボーカルコースの練習曲のなかで唯一歌えた「日曜日の午後」というのを歌って、あがってしまって一番を2回歌った・・・。

 引率担当の人は(オーディションは、当時、本部は恵比寿にあったので、東京まで行ったのだ)、「クソ度胸」と言っていた・・。


 しかし、終わったあと、信じられないくらい、ガタガタ震えが来て、しかも・・この震えはハンパじゃない・・・。


 歌だから、こんなんで済む・・・。


 しかし、これが3回転半を飛ぶとか・・そういうのだと、精神と体の機能は直結してると思うんで、とんでもなく自分とのむずかしい戦いになるんだろうと思う・・・。

 よ〜〜やっとるなぁ・・と、感心するばっかなんだけどね。



 ポプコンは名古屋の場合、納屋橋にあるヤマハ・ビルの7階のホールで毎月一回、公開オーディションがあった・・。


 「ミスター・ロンサム」の時は、その月例オーディションのリハの時に、「何でこんな妙な曲作って応募しっちゃったかなぁ・・」とすごく後悔したのだった・・。


 本番はヤケクソみたいなもんだったな・・・。


 だけど、中部大会に行けることになって、「何で??」と思ったのだった・・・。

 八神純子さまの「幸せの国へ」(だと思った・・・物忘れが激しくて)は、ポップなかわいい曲で、歌も圧倒的にうまかったから、あれは、客観的に見てわかる・・・だけど・・・「ミスター・ロンサム」をご存知の方は、このメロディーをちょっと口ずさんでみていただきたい・・・。

 Aメロなんか、すんごい変でしょ??



 まぁ・・・それはともかく、


 世界歌謡祭まで、行ってしまって、・・・前年度の場合はバンドと一緒だったし、「あがる・・」とかいうモノとは無縁だったのだけど、この時は、一人・・・。


 オケのテンポが遅くて、どうなるか・・って感じだったんだけど、指揮者の先生もさるもの!

 途中から、どんどん早くなった。

 終わってからは、やっぱガタガタ来た・・・・。


 で、ファイナルに残れて・・・そうすると、この3日目のステージはオマケみたいなもんで、ぜんぜん上がらなかった。


 終わってから、廊下で理事長(川上源一氏)に会うと、「予選の方がぜんぜん良かった!どうしたの今日は」とお言葉をいただいた・・・。

 「さぁ〜〜・・・」・・・・私が聞きたい・・・。


 適度にあがってる方が、火事場のナントカじゃないけど、いいのかもしれないね・・・。


 確かに、この手のモノは、「あきらめた途端」・・・「ズルズルとすべてが解けてしまう」・・という性質のモノだ・・。


 おそらく、定期テストや、入学試験・・も同じ類のモノだろうと思う。


 無心になることも重要だけど、最後まであきらめない・・・ということも大事にちがいない。


 それを考えると、「試験」の類なんか、「それが、どうした」・・って言い切れるモノだな・・・。


 だって、家が貧乏でも、美形でなくても・・・答えあってりゃ、100点だってくれるんだもん・・・。


 いくら答えが合ってても、たいていは答えはひとつじゃないんだからさ。


 野口みずきも、マオ・・ちゃんも・・・、努力と精神力と・・・それだけじゃない何かがあるよね・・・。


 努力と精神力があるから、そういう何かをひっぱってこれるんだろうけど・・・・。


 しかし、・・・それって、何だろうねぇ・・・