鉄道の旅
おっかさんにつきあって、BSでやっていた「関口知宏(確かこの字)」の「鉄道の旅」の総集編をちょっと見る・・。
アルプス・・ってかスイスあたりから見始めて・・・中国の途中まで、見てしまった・・。
あれは、本人のキャラがいいのか、それとも巡り会う人が特別いい人なのか、よ〜〜わからんが、とにかく・・なんだか、人間・・ってすてたもんじゃないかもしれん・・って思えるのがいいわぁ・・。
田舎なら、まだ日本でもそういうところがあるのかもしれんが、まったく知らん旅人に・・「家に入れ」「ご飯食べる?」・・なんてことは、有名人ならともかく、あんまりないように思える・・。
・・・・っていうか、いくら日本でも、そりゃぁ・・危険って気がするしさ。
モンゴルあたりでは、道に迷う→命にかかわる・・ってことで、ゲルを頼ってきた旅人にはできる限りの「もてなし」をする・・というのは聞いたことがある。
また、逆に旅人も、たとえ嫌な接待であってもそれを断れない。
そういうところが残っているのかもしれんけどね。
黒龍江省あたりで、91歳のおじいさんが、戦争が終わって、入植していた日本人の男はシベリアへ、女はもっと南へ、はなればなれに連れて行かれた時の話をしていて、「かわいそうだった・・。いつの時代も戦争になれば一般人が犠牲になる」って語っていたのが印象的だった・・。
それは又聞きではなく、本人の体験だからさ。
私は、ウィグルだとか、トルファンだとか、・・・そういう地名を聞くとわくわくしちゃうのだ・・。
不思議なんだけど・・。
さて・・、おっかさんは、この色気とはほど遠いみたいな関口くんがお気に入りだ・・。
おっかさんが言うには、「この子のことを『35にもなって女っ気がない・・なんて変だ!・・』って同年代の男が言うらしいよ」・・・ってことだから、面白いキャラにはちがいない・・。
だけど、52歳にもなって女性の部屋に忍び込み、やることやって、一万円とか渡してくる・・なんてヤツや、どこやらの大学の学長みたいに立場を悪用して、職員にセクハラ・・・なんていうのよか、よっぽどまともだ・・。
いい年こいて、生々しいのは、どっか変な悪霊でもついているか、それとも修行が足りん俗物か、気持ち悪いな。
とにかく彼の見てる視点の位置が、もう普通の35じゃないんだろうと思う・・。
だから、普通の女の子には理解不能なのかもしれんし、彼の視野に入ってくる同じ目線の女性もいないんだろう・・・(隠し彼女がいるかもしれんけどね)
だいたい、何でもかんでも、「男と女」に結びつける・・って・・そのこと自体が変なんじゃないだろか・・・。
まぁ・・・それはともかく、半端じゃない距離の旅なわけで、ほんっとうにご苦労さん・・で、いながらにして面白いのを見せてもらったわ・・・
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