現場検証 


 「おまわりさん」は私に携帯でも連絡つかんので、とても心配していたようで、着信に気づいて連絡すると、嘘みたいに喜んでもらえた・・・。

 先日の追突は、相手の人が医者へ行って、一週間くらいのケガ・・ってことで、人身事故となり、よって、現場検証となった・・。

 警察に行って、そこからよく事故現場で止まっているみたいな車で出かける。

 場所は車どおりが多いとこなんで、おまわりさんたちも命がけだ。

 いったい、何でごっつん・・ってことになったかなんて私が聞きたいくらいだ・・・ほんとはさ。

 

 それにしても、「えらぶる」わけでもなく、にこやかなおまわりさんで、なんでも、転勤が決まっていて(部長さんらしい)、事故対応の実地訓練・・ってことで若いおまわりさんもいた。

 ちょい寒いのが難点だったけど、なかなかの体験だった。


そりゃ、しなくていい経験でもあるけどさ。



 で、おまわりさんと話をしながら、先日高速で踏んづけたゴルフバッグの話をすると、「そりゃラッキーだわ」・・と言われる。


 確かに、落ちてるのに気づいて、下手にハンドル切ったらそれもやばい。

  しかし、知っててはなかなか踏めない。


 隣の車線にはトラックがいたし、高速走行でハンドル切るのは、めちゃんこ怖い。


 ごっつんこ・・も、相手の人のケガもたいしたことなくて、本人は、今のところムチウチではなさげだしね・・・。



 別れ際、おまわりさんは、何か困ったら、相談に来てくださいよ・・・とニコニコしていた・・。


 なかなか、良いおまわりさん・・・。


 警察署の中では、剣道かなんかしている「声」や「音」がしていた。


 おそらく、予算を使い切るために買ったような、マッサージ機もサッカーボールもないだろうと思う・・。


 事故現場に止まってそうな車は郵便屋さんの原付みたいに、美しいものではなかった・・。

  「よ〜〜働いた」感じのものだった。


 現場・・って何でもハードなんだし、そういうところで税金使ってあげればいのに・・と思ったわ。


 机の前で、たとえ世界が相手の仕事してたって、その部屋に飛行機が落ちてくる確率は、現場検証で車に突っ込まれる確率より低い。

 「0」ではないけど・・。


 いろんな仕事があるよね。

 「金」のことを考えれば、短い時間でたくさん稼げて、美しくみえる仕事の方がいいんだろうけど・・・そうともいえないとこの頃思うよ。