職業

 次女は雨の中・・・修学旅行にでかけた。

 親は、よかれ・・と、いろいろ世話をやくのだが、本人はなにやら思ってることもありそうなので、ほうっておく。

 友人には地元もいて、土地持ちの子もいるんで、この頃は、「○○んちは、金持ちだ・・」とか言っている・・・。


 先日読んだ本には、「金持ちになれんのは,お金を一番と思っていないから」・・・みたいなくだりがあり、妙に納得したのだった。

 確かにそうかもしれん・・。

 金で買えんものがあると思ってるし・・・。


 

 医学部・・ってやつは、金がかかるらしい・・・。

 また、医者は、儲かる・・という人もいる。


 それはともかく、次女の病院通いで思ったのは、医者・・って仕事は、それだけで続けていけるのかな・・・ということだった。

 そう思う・・ってことは、「よい先生」にあたってる・・ってことでもあろうが・・。

 私は宅建持ってるが、大学はまったくそういう分野とは無関係だったし・・、耐震偽装問題のときに、つくづくそういう仕事についてなくてよかった・・・と思った。

 自分が重要事項説明をしてない物件であっても、そういう情報に触れる機会が多ければ、やっぱ・・・気分のいいものではないだろうと思う・・。

 また、宅建取ってから、司法書士も考えた・・・。

 しかし、名義変更とかは、いろいろな理由があるわけで、ひとつ間違えば犯罪に巻き込まれたり・・ってのは、特に不動産がらみはあるんじゃないかと思う・・・。

 人の恨みはかいたくないわけで・・・ なんて・・・これは、単になまけただけだな(汗)


 以前・・・なにかの折に、同級生の弁護士に愚痴をこばしたことがあった・・。

 すると、・・・「僕たちの仕事は、ほとんどそういう人たちが相手だからね・・」という答えが返ってきた・・・。


 そん時に彼の大変さが少しわかった気がしたんだ・・。

 彼は、自律神経失調症だとか、とにかくストレスから体調はよくなかった。


 人の心のゴミ箱の整理整頓・・・に近い仕事だもんね。


 難しい学校を出てれば、人は一目置くかもしれないが、本質はそんなところにはないと思う。

 でも、ほとんど、世間・・ってやつはそこを理解できないみたいだな。


 どんな仕事でも、ちゃんとできる・・っていうか、ちゃんと働ける・・というか、・・・そこが大事で、それは精神の問題なんじゃないだろか・・・。


 勉強は一種の精神鍛錬と、情報収集に尽きると思う・・・。

 だから、子供は、ちゃんと勉強させた方がいいのだ。


 いろいろな個性があるから・・・という親もいるが、その個性を生かすとか、自分の長所を自分で認識するとか、・・・そういう手順がなければ、個性なんてあたりまえの持ち物でしかない。



 旦那は次女の成績を見て、「まったく文科系の頭の構造だ・・」とか言っているが、それは、表面的な話だ・・。

 ヤツは、まだ、もろもろの面白さに気づいていない。


 理解の手前で手抜きをしているだけなんだ・・。


 理解の手前に見えてる小山を登ってみるだけの根性がない・・っていうのかな。


 修学旅行が終われば、本格的な受験勉強の日々になっていく・・。


 何事も、自分でやらんといかん時代は目の前だ・・・。


 どんな仕事だって、要は、自活できればいいわけで、「オーラのなんとか」・・って番組で、江原さんが、相談者に、給料は「耐えた代償だと思ってもらえば・・」みたいなことを言っていた。

 なんとなく、「そうだ」と思ってしまいそうだが、・・・また、「考え方」のひとつを提示された・・・ということなんだろうけど・・・

 それじゃ、世のサラリーマンは「耐える」ことで対価をもらってるみたいじゃん・・・。


 ホントは、その根本を考え直さないと、なんともならんと思うけどなぁ・・・。



  資格を持って就職したとしても、それだけじゃどうしようもない。


 それからが問題だよね。


 どんな精神構造してるか・・・。


 

 ま・・・


   あたしゃ、中学ん時はそんなうっとおしいこと・・

     な〜〜んも考えとりまへんでしたが・・・