著作権譲渡で5億?!
今朝・・・テレビのリモコンを必死で探してたら、このニュースが流れた・・・。
小室哲也氏が、5億の詐欺・・ってことで逮捕されたとか・・・。
著作権・・って、ヒット曲持ってると、そんな金額にもなるんだな・・・とびっくりする。
また、いったん広げた生活というか、仕事というかは・・そうやすやすと自分の身丈に合うようには出来んのかもしれないな。
同じような音楽してるものとして、疑問に思うのは、この人は、いったい何のために音楽してたんだろう・・ってことだ。
音楽・・・好きじゃないのかもしれんね。
音楽産業・・って、音楽の仲間のフリしてるけど、実は非なるもの・・・。
その申し子みたいな彼と、しがない末端の私との差なんだろう。
音楽はお金を生むものではあるのだけど、誰かのために存在するものでもある。
「孤独」が癒されるといいな・・・とか、「傷」が癒されるといいな・・とか、「いい子」に育つといいな・・とか、
歌詞があろうとなかろうと・・・そういう人間の願いや、祈りみたいなものが根底にあって、その副産物みたいなものがお金なんじゃなかろうか・・・。
だから、私の場合・・・自分の音楽と私利私欲を分けるために、音楽で生活しないような環境に自分を追い込んでいる。
等身大の自分より、ゲタをはかせて営業しないと、なかなかミュージシャンとしての仕事はないとするなら、虚栄を求めるなんてことより普通の人間として労働するほうが、自分の心の世界を守っていける気がするからね。
音楽産業に生きる人たちは、これを「いましめ」として覚えておく必要があると思うわ。
また、音楽をやってる前に、みな稼ぎはどうあれ、単に人間なんだ。
謙虚に、凛々しく。
「人間はみな 弱虫だ」・・って誰かの歌詞にあったけど、ちがうね・・・。
人間は弱虫ではない。
心の、あり方次第だと思う。