こむぎさん・・・ありがと「ミスターロンサム」歌ってくれて（手前ミソ）・・

　ここんとこ・・・MY SOUND・・・というところの私のページはまったく更新してない・・・。

　で、こむぎさんの日記を読んでちょっとびっくりしたのだった。

　自分の曲に関しては、5曲目くらいまでは、実にはっきり作ったときのことを思い出せる。

　初めて作ったのは、「3月3日の悲しみ」のB面に入っている「過去への旅路」という曲だった。

　「自分がどんくらい強くなったか・・・過去の自分と比較しに行く」んだけど、それは、実は・・・過去へ本当に行くんじゃなくって、生きた結果・・・あの時の自分と比較できるものだと思う。

　まぁ・・・小娘の考えることだから

　「3月3日の悲しみ」は、3曲目に作った曲だった。

　友人が死んで・・・私は、バスは乗りこすし、まるで体が地面にめり込んでいくような重さを感じていた。

　嫌いではなかったけど・・・恋愛感情・・ってのではなかったけど・・・仲はよかった。

　今はない・・・オリエンタル中村・・・の6階にあったイタリアンレストランから地上を見下ろすと、人間がまるで「蟻」のように見えた。

　んで、「何で死ぬのが、彼だったんだろう」って思った。

　私でもよかったわけでね・・。

　けっこう彼には「いいたくれ」言ってたんで、「ごめんね」・・っていう手紙を毎日、心に書いていた。

　そのいいようのない悲しみは、フォークソングでも、歌い上げるような大曲でもなく、私の中では、あの16ビートの「ソウル」と当時呼ばれていた・・・あの感じしか思いつかなかった。

　4曲目が、「とまり木」に入っている「永遠の流れの中で」という曲だ・・・。

　初めて録音してもらったときは（ラジオのコッキーポップ用に）、すんごいストリングスとペダルスチールが入っていたんだけど・・・あれが、一番当時の自分のサウンドに近いかな・・・

　私は、お寺関係に縁がある生まれなので、人間の「死」に関しては、小さいころから見る機会が多かった。

　「死」は恐怖・・・ではなく、「生きる」ってこと自体が本当は苦しみの根源なのかもしれない・・・と小娘は思いはじめていて、・・・じゃぁ・・・「死」は「自由」ってことなのかもしれない・・ってことで書いたのだった。

　で・・5曲目が、この「ミスター・ロンサム」・・。

　人の「一生」・・って「探す」旅・・のような気がしているんだけど・・・当時は、生き方も、目的も・・・すべて探していた気がする。

　探しているけど見つからなくて・・・でも、人間のゴールは決まっている。

　これをしたら・・・何か見つかるかもしれない・・・って感じで作っていた気がする。

　何がなんだか・・・つまり計算したり・・・その先を考えるなんていう余裕はなくて、とにかく吐き出した・・・って感じであった・・・。

　で・・・それを実際の音にしたとき・・・私には、いいのか悪いのか・・・さっぱりわからなかった。

　この回のポプコンでは、八神さんの「幸せの国へ」が一緒だったんだわ・・・。

　ご存知の方もおられると思うけど・・・「何で・・・私には、ああいうきれいな曲ができんのかな」と思った。

　歌も、下手だったしなぁ。。。。。

　だから・・・

　「ミスター・ロンサム」は、出来損なったかな・・っていう思いがあるのだ・・・。

　だけど、こうやって、歌ってくれる人がいる・・って、ありがたいだけでなく・・・「驚き」に近いものがあるのだ。

　音楽産業的に言うと、「どんないいもの」でもタイミングがあわなかったり・・・「現時点で必要じゃないもの」は「ゴミ」らしい。

　だから、・・・私んとこには「ゴミ」はいっぱいあるわけよ

　そういう中から、拾い出して、歌ってもらえるのは、「歌」にとっても「幸せ」だね・・・。

　ありがとでした・・・感謝です。

　こむぎさんは、私の音のアドレスも載せてくれてました。

　この音は、2001年の野外・・（青春グラフィィティのパート1の）録音。

　ギターは、「おくちゃん」で、ベースは「ちびた」くん（チャゲ・アスのバックしてたこともある）、ピアノは矢野さん。

　前日の夜、藤が丘のバードでリハしたんだけど、酔っ払ってて、ちゃんとまともにリハできなかった・・っていうイワクつきの音であります・・・・

　コッキーなんかの音とはかなり違うと思うけど、表現者は年取ってるわけで・・・

　だけど、こむぎさんのを聴いて、まだまだ違うアレンジできそうだな・・って思いましたです・・・。

　手前ミソではありますが・・・

　よかったら、両方聴いてみてくらはいまし・・・。

　シバヨーはいかに可愛げのない小娘だったか・・・みたいのがわかるかな。。。。（爆）

　今日は・・・曲が出来そうだわ